夕景の記憶
ボクは音楽を作る上で何かを伝えたいと思えなかった。伝えれなかったのかも知れない。 数年前に姉の住んでいるイギリスに行ったことがある。 それ以来1年に2回くらいは行ってるが(かなり頻繁・・・)、本当につまらない国だ。 晴れることはあまりないし、日は短いし、お店は5時に閉まるし、 バスは手を挙げないと止まらないの(あまり関係ない)・・・・・挙げるとキリがない。 最初にイギリスに行ったとき早く帰りたくてしょうがなかった。 ただ、日本に帰って少し時間が経ったとき、ふとイギリスに行きたくなった。 特に理由があるわけではないけど、あの風景にいつの間にか侵食されていた。
依存。
そこにある風景はとてつもなく殺伐としている。 温度は果てしなく0に近く、それは後から熱を持ってくる。 移り変わる天気。 雨は降ってすぐ止む。 傘は差さない。 いつの間にか太陽が現れて笑う暇も無く消えていく。 記憶・映像・温度・風景・景色 どれもが自分の出す音に似ていた。 似ていた? いつの間にかその夕景を音にしていたのかも知れない。 UKの夕景はいつも何かを裏切る。 頭の中を支配して 温度を下げていく。
たった3人だけで作り出す音。そこに映像が現れる。 むしろ、映像が出てこないほど冷たくしたい。 耳に痛いほど弦を突き刺して 槍の様に声を体に突き刺す
いつかその記憶が消えてしまうまでボクは刺し続ける。
(出典: park8.wakwak.com)